まずは立地を重視すること
注文住宅を建てるには、まず土地を用意しなければなりません。土地を選ぶ際には頭に入れておきたいポイントがいくつもありますが、中でも重要なのはどのような立地の物件を選ぶかという点です。落ち着いた環境にこだわりたいのであれば、郊外の住宅地を中心に土地探しをするというのも一案ですが、アクセスや生活利便性を重視するのであれば都市部の物件を検討した方が良いかもしれません。それ以外にも、子供の教育環境や将来の資産価値など、土地選びをする際に検討すべきポイントは多岐に渡りますので、自分が土地に求めるニーズを洗い出した上で、それを満たす立地の物件を探すようにしましょう。
建築規制にも留意すること
気に入った立地の土地が見つかったからといって、いきなり購入の申し込みをすべきではありません。土地には建築制限が設けられているケースが少なくないので、自分のニーズに合うように見える土地であっても、実は希望する建物を建築することができないというケースが少なくないからです。例えば、50坪の土地を購入してその上に30坪の建坪の住宅を建てようと考えている場合に、建蔽率が50パーセントの土地を購入してしまうと、思っていたような家を建てることはできなくなってしまいます。もし建坪30坪の家を建てたいのであれば、少なくとも建蔽率が50パーセントの60坪以上の土地か、建蔽率100パーセントの30坪以上の土地を選ぶ必要があるのです。購入してから後悔することのないように、建築制限の内容は必ず確認するようにしましょう。
注文住宅は家族の希望を反映させられる自由度がある、建築工程を確認できる、柔軟に予算を調整できるのがメリットです。建売住宅や分譲住宅では間取りや仕様を変更するのは困難で費用も決まっています。