土地の広さにこだわり過ぎない
住宅を建てるために必要な土地の値段は地域によって大きな差があるため、同じ坪数でも地方に比べて都市部は数十倍以上するケースもあります。予算に限りがあっても都心でマイホームを建てることを諦めたくないという人は広さにこだわらないことが大切です。坪当たりの単価が高い都心でも狭小地や変形地など条件が悪い所であれば半値に近い金額で買えることもあります。いくら金額が安くても土地の面積が狭ければ生活に支障が出てしまうと不安に感じる人も少なくありません。これは大きな間違いで設計によって多少の違いはありますが、13坪程度の広さを確保できれば3LDKの物件を作ることは可能です。都心でマイホームを建てる時は横の広さにこだわらずに最小限のスペースで階数を増やす選択をする方が予算抑えられます。
利便性を追求しすぎない
マイホームを建てる上で生活の利便性を重視する人も多くいます。最寄り駅までの距離、周辺環境の良さなどは日常生活に大きく影響する大事なポイントです。土地の価格は生活環境の良し悪しで大きく変化すると言われています。同じ面積の土地を購入した時に駅周辺と徒歩で20分以上離れた所で数十万円近く差があったというケースも珍しくありません。坪単価10万円の違いでも10坪購入すれば100万円の差になります。限られた予算で都心にマイホームという夢を実現するに当たって、自分の希望を全て取り入れるのは難しいのが実情です。生活の利便性など妥協できる点を見つけることが必要になります。
2021年11月下旬、「土地選び・土地探しで優先すること」をテーマに全国調査が行われました。「交通アクセスの良さ」などを抑え、「災害に強いこと」を優先する声が最も多い(全体の半数以上)という結果が出ています。